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2006年07月26日

●雑学講座 part5 アドオン方式とはこんな計算

 借入金に利息がかかることはもちろん常識です。
 お金を借りるならば、金利が低いにこしたことはないですね。 これも常識といっていいでしょう。
 ところで、年に3%の金利のほうが5%の金利よりも高い場合があります。
 「そんな非常識な!」と思われる方もいるかも知れませんが、本当なんです。

 自動車ローンやピアノローンあるいはサラリーマン金融などでは、「アドオン方式」というやり方で利息が計算されることがあります。

 このアドオン方式の場合は、当初の借入額全額を元本として、返済期限の最後までずっと借りていたものとみなして、まず、単利で利息を求めます。 こうして計算した元利合計を支払回数で割って、1回あたりの支払額を算出します。
 したがって、元利均等償還方式または、元金均等償還方式と同じ利率(表示)であっても、計算上元本が減少しないアドオン方式の方が、支払負担は大きくなります。
 途中で元本部分を一部ずつ返済しているにもかかわらず、利息計算においては元本が減少していないものとして計算されます。
 このため、比較的短期間(2~3年)の耐久消費財のローンに利用されることが多いのです。
 なお、アドオン方式による返済は、元利均等償還と同じく、毎回の返済額は同額となります。 
 結果的に、アドオン方式の実質上の金利は、表面利率よりもかなり割高になるのです。 たとえば、新車を購入して、頭金を差し引いた残額の120万円を、24ヶ月の分割払いにしたとします。
 
 年3%の金利のアドオン方式だと、ひと月の支払いは5万3千円になります。

       1,200,000×(1+0.03×2)÷24=53,000 (円)

 残債方式の元利均等返済に置きかえると、これは利子率が年5.7%の場合の支払額にほぼ等しくなります。
 アドオン方式で3%の金利というのは、残債方式で5%の金利よりもかなり高いわけです
 表面上の利子率に飛びつかないで、利息の計算方法にもよく注意しましょう。   (和)